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散骨をするにはどのような手続きが必要?知っておきたい準備と注意点

粉骨について
2025.05.21

    日本では古くから、ご遺骨をお墓に納めて供養するというのが一般的な供養方法とされてきました。

    しかし、近年では家族の形や価値観の変化、墓守の負担の軽減といった理由から、自然に還す「散骨」という新しい供養の形が注目を集めています。

    散骨とは、火葬後のご遺骨をパウダー状にし、海や山など自然の中にまく方法です。これまでの供養方法とは異なるため、「特別な手続きが必要なのでは?」と不安に思う方も少なくないでしょう。

    そこで今回は、散骨を検討中の方に向けて、散骨をする上で必要な手続きや準備、注意点などを詳しく解説します。

    散骨に法的な手続きは必要?

    青い海と空

    まず知っておきたいのは、「散骨そのものに法律で定められた手続きは存在しない」という点です。

    現行の法律では、散骨は「節度をもって行われる限り」違法ではないとされており、墓地や埋葬に関する法令の対象外となります。

    ただし、実際に散骨を行う際にはいくつかの注意点があります。たとえば、周囲の環境や地域住民への配慮を欠いた行為は、トラブルにつながる恐れがあります。

    また、業者に依頼する場合は本人確認のために書類の提出が求められるケースもあります。

    つまり、散骨は「法律的な義務はないが、慎重な準備とマナーが必要な行為」といえるでしょう。

    ご自宅で保管していたご遺骨を散骨するには?

    窓際の骨壺

    火葬後に納骨せず、自宅でご遺骨を大切に保管していた場合、特別な届け出は必要ありません。しかし、以下のような準備をしておくことで、トラブルを避けスムーズに散骨を行えます。

    火葬(埋葬)証明書の準備

    火葬を行った際に発行される「火葬証明書」は、公的な死亡・火葬の記録となる大切な書類です。散骨業者に依頼する際には、火葬証明書の提出を求められる場合があります。

    火葬証明書がないと法律的に散骨ができないという訳ではありませんが、依頼された専門業者がご遺骨に事件性がないことや、散骨する人物の確認をするために用意します。

    骨壷に故人の本名を記載する

    骨壷には、故人の本名を記載しておくと火葬証明証明書との照合が容易になり、業者とのやりとりもスムーズに進みます。「〇〇〇〇(享年〇〇歳)」のように記すとわかりやすいでしょう。

    骨壺に直接書くのが難しい場合は、ラベルを貼ったり、メモを添えたりといった方法もあります。

    お墓に納骨していたご遺骨を散骨するには?

    お墓に飾られた花

    お墓にすでに納めていたご遺骨を取り出して散骨する場合も、法的な手続きは必要ありません。ただし、墓じまいをする際には手続きがあるので注意が必要です。

    管理者への相談と同意

    寺院や霊園にあるお墓の場合、勝手にご遺骨を取り出すことはできません。必ず管理者に相談し、墓じまいの手続きと撤去の許可を得ましょう。必要であれば、閉眼供養といった儀式も行います。

    また、家族や親族に理解を得ることも非常に重要です。特に先祖代々のお墓からの取り出しは、十分な話し合いをして、納得したうえで行いましょう。

    改葬許可証の取得

    墓じまいに伴って散骨を行う場合には、「改葬許可証」が必要になることがあります。これは、すでに埋葬されていたご遺骨を取り出し、別の形で供養するための証明書で、市区町村の役所で申請可能です。

    本来、散骨は埋葬には該当せず、法律的な手続きは必要ありませんが、散骨業者が提出を求めることが多いです。

    申請時には、ご遺骨の現在地と改葬先の情報、申請者の本人確認書類などが必要になります。取得には1週間ほどかかるケースもあるため、余裕をもって準備しておきましょう。

    散骨時に必要な粉骨の手続き

    話をする男女

    散骨を行う際には、ご遺骨をパウダー状にする「粉骨」が欠かせません。

    これは、法律で義務づけられているわけではないものの、散骨するうえでのマナーとして必須とされています。

    元の形が分かるご遺骨をそのまま散骨してしまうと、周囲に不快感を与えたり、死体遺棄罪に問われたりする可能性があります。

    日本における一般的な基準では、ご遺骨を2mm以下になるまで砕くことが推奨されており、ほとんどの散骨業者でこの基準に従っています。

    粉骨を行うための法律的な手続きはありませんが、業者に粉骨を依頼する際は散骨を依頼するときと同様に、火葬証明書や改葬許可証といった公的な書類の提出を求められるケースが多いです。

    自分で粉骨作業を行う場合の注意点

    粉骨は個人で行うことも可能です。しかし、おおよそ2kgもあるご遺骨を全て2mm以下に砕くのは、精神的にも肉体的にも負担が大きい作業だといえます。

    また、ご遺骨の状態によっては、洗浄や乾燥などの難しい特殊な作業も必要です。といった素人には難しい特殊な作業も行わなければなりません。強いこだわりがないのであれば、専門業者に依頼するのが良いでしょう。

    関連記事:ご遺骨の散骨は自分でできる?方法と注意点を解説

    とこしえの粉骨サービス

    粉骨の様子

    散骨を検討している方の中には、「自分で粉骨するのは不安」という方も多いでしょう。ご遺骨サポートの「とこしえ」では、ご遺族に安心してご利用いただける粉骨サービスを提供しています。

    手作業と機械を使った丁寧な作業

    とこしえでは、作業の工程ごとに手作業と機械操作を使い分け、丁寧な粉骨を心がけています。また、粉骨の様子をご確認いただけるように写真を撮影し、粉骨証明書とともに、お渡しいたします。

    環境にも優しい考慮

    火葬の際にご遺骨に残る可能性のある六価クロムという有害物質についても、還元剤を使用して無害化処置を施します。そのため、環境へ悪影響を与えず、海洋散骨や樹木葬などの供養にも安心してご使用いただけます。

    とこしえでは、粉骨サービスのほかに、海洋散骨プランも提供しています。粉骨や散骨をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

    監修者 | 島田 快
    終活カウンセラー・散骨ディレクターを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでもご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。ご供養に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。
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