日本人のライフスタイルの変化や時代の流れにより、供養方法の選択肢が増えてきました。
例えば、故人様をいつでも身近に感じていたい場合、ご遺骨を宝石に加工して持ち歩くという方法も選択肢の一つです。
しかし、ご遺骨が宝石に加工できると初めて耳にしたという方も多いのではないでしょうか。
今回は、ご遺骨から作れる宝石の種類と、それぞれの費用相場や注意点について解説をしていきます。
手元供養を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ご遺骨を宝石に加工する供養方法
これまで、故人に対する供養といえば、ご遺骨を骨壷に入れてお墓に納骨するというのが一般的でした。
しかし、お墓が遠方にあったり、日常生活が忙しかったり、お墓参りに行けずに満足のいく供養が行えません。
そういった寂しさを抱えている方や、故人様をいつも身近に感じていたいという方が、納骨をせずに自宅でご遺骨を保管する手元供養を選択します。
外出先にまで骨壷を持ち歩くのは難しいですが、ご遺骨を宝石に加工することで場所を選ばずに供養を行えるというメリットがあります。
ご遺骨から作れる宝石の種類と費用相場
ご遺骨から加工できる宝石はいくつかあります。それぞれの宝石ごとに費用相場を紹介していきます。
麗石
ご遺骨と石英を合わせて高温で溶かした後、ゆっくり冷やして取り出された結晶質を「麗石」と呼びます。
人口宝石のため、一つひとつの色味や模様が違うのが特徴です。指輪やネックレスに麗石を使用する場合、20~40万円程度が相場です。
真珠
真珠は2016年より国内で加工が可能になりました。そして、ご遺族様が制作工程に参加できるというほかの宝石にはないメリットがあります。
費用は3~18粒程で30万円程度が相場です。
サファイア
硬度が高い宝石として人気があるサファイアは、宝石をさらにアクセサリーに加工する方が多いようです。
カラット数によって相場も違い、0.2カラットで25万円前後、0.5カラットで50万円前後、1カラットになると70万円前後です。
アクセサリーにする場合は宝石代に加え、加工費として5~20万円程度が必要です。
ダイヤモンド
ダイヤモンドは、ご遺骨の成分から取り出した純粋な黒鉛だけで作られるため、通常の天然ダイヤモンドと変わらない品質で提供されます。
相場は0.25カラットの場合、イエローダイヤなら30万円台、グリーンダイヤなら40万円台、ブルーダイヤで50万円台です。
ご遺骨を宝石にする注意点
ご遺骨を宝石にする場合の注意点としては、一度加工してしまうと元のご遺骨には戻せないということです。
そして、遺骨で宝石を作るのは日本では珍しいことなので、親族のなかには反対される方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、加工を始める前にしっかりと親族間で話し合っておくことが大切です。
宝石に加工する以外の手元供養方法
宝石に加工するために必要なご遺骨の量は、多くても数十グラム程度です。
そのため、残りのご遺骨は自宅で保管する手元供養を選択する方が多いです。本格的な仏壇がなくても、骨壷と故人様の写真を飾るだけで、祭壇としての機能を果たせます。
とこしえの手元供養品
故人様のご遺骨を供養するサポート全般を行っているとこしえでは手元供養に使いやすい手元供養品を幅広く取り扱っています。
和室、洋室を問わず部屋の雰囲気に合わせやすいミニ骨壷や、骨壷が付属しているフォトフレームなどが特に人気です。
ほかにも、外出先まで持ち運べるお守り袋やご遺骨を入れられるペンダントなど、年齢を問わずにお使いいただけます。
手元供養品をお探しなら、とこしえまでお問い合わせください。