手元供養とは、故人のご遺骨を加工し、自宅で保管することです。骨壺のままで保管しても良いですが、実際にはかなりの大きさがあり、置き場所に困ってしまいます。
そこで骨壺とわからないような入れ物やアクセサリーにご遺骨を封入して供養するのが手元供養です。従来のお墓やお仏壇よりも金銭的な負担は軽くなります。しかし、どのくらいの費用がかかるか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は手元供養にどのくらいの費用がかかるかについてご紹介していきます。
手元供養品の費用相場
手元供養品は種類によって価格・費用が異なるため、ケースバイケースです。
例えば、ミニ骨壺の価格は白無地のものは1,000円前後で購入できる場合もあります。ただし、デザイン性が高いものや豪華な素材で作られた手元供養品の場合、30万円以上することもあります。
また、手元供養品に入れた残りのご遺骨をどう供養するかによっても全く変わってきます。ご遺骨すべてを自宅に置く場合には費用はかかりませんが、散骨をするとなれば、別途費用が発生しますので、手元供養品以外の予算も確保しておいたほうが良さそうです。
手元供養にかかる費用の内訳
ひと口に手元供養といっても、手元供養品に納めるまでに費用が発生する場合があります。ここでは手元供養に関連する費用も確認しておきましょう
1.粉骨
1つ目は粉骨の費用です。手元供養品はサイズが小さいため、封入するためにご遺骨をパウダー状に細かく砕く粉骨を行います。
粉骨を専門業者に依頼した場合の費用は1~3万円前後です。粉骨は道具や機械を使えば自分で行うことも可能ですが、大変な作業になるため専門業者へ依頼することをおすすめします。
2.手元供養品
2つ目は手元供養品です。先述したように粉骨した後のご遺骨を納めるために手元供養品が必要です。
ご遺骨を封入するペンダントなどのアクセサリー類、故人の写真とともに供養できるフォトフレーム、ミニ骨壺などが挙げられます。
3.納骨や散骨にかかわる費用
ご遺骨が手元供養品に入りきらなかった場合は残ったご遺骨を供養する方法を考えます。
お墓へ納骨する場合、一般的に費用はかかりませんが墓地や宗派によっては開眼供養というお布施が必要な場合があります。開眼供養のお布施の相場は5~10万円です。また、ご遺骨を海や山に撒く散骨を行う場合には、10~50万円かかることが多いようです。
手元供養にかかる費用を抑えるには
手元供養にかかる費用を抑えるためには、次のような方法があります。
1.自分で粉骨をする
粉骨は自分で行うこともできます。ご遺骨をたたいたり、粉砕したりするための木槌や乳鉢といった道具が必要です。粉骨をするための道具や機械をレンタルしている業者もあります。
大半の人が不慣れだと思いますので、労力と時間のかかるといえます。何より精神的・心理的な負担が大きいことを理解して臨む必要があります。
2.粉骨と散骨がセットになったサービスを利用
業者によっては、粉骨と手元供養の作成や散骨を同時に行うことで、費用の割引ができるプランが用意されている場合があります。そういったところも探してみると安くなる可能性がありますので事前に調べてみましょう。
とこしえの真心こもったご遺骨サポート
とこしえではご遺骨のケアにより、ご家族が故人様を永遠に心で想えるサポートをしたいと願っております。ご遺骨をお預かりしましたら、大切に丁寧に心を込めて粉骨をいたします。
粉骨をする一番大きなメリットは、ご供養の幅が大きく広がることです。ご自宅での手元供養のほか、ご希望の方にはそのほかのご供養についても案内させていただきます。さまざまなコースがありますので、ぜひご相談ください。