ご遺骨をお墓にいれてしまうのは寂しいと思ったことはありませんか。お墓が遠方にあり、お墓参りに行けないという場合はなおさらです。
そのようなときには、ご遺骨を入れ物にいれて供養できる手元供養がおすすめです。入れ物にいれるためには、ご遺骨をパウダー状の粉にする粉骨という作業を行ったうえで、納骨用の骨壺ではなく、他の入れ物にいれて保管することになります。
今回は粉骨後のご遺骨の入れ物にはどんなものが適しているかについてご紹介します。ご遺骨の扱い方や手元供養でどのような入れ物にいれようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
手元供養する際、粉骨した後のご遺骨の入れ物
粉骨したご遺骨の入れ物には、骨壺の他にオブジェ型、フォトフレーム型などがあります。それぞれに特徴がありますので見ていきましょう。
骨壺
骨壺は、納骨用のものと異なりサイズが小ぶりで可愛らしく、シンプルなタイプから豪華なタイプまで、さまざまなデザインがあります。骨壺タイプの入れ物は、仏壇に置くのに適しています。
オブジェ型
オブジェ型の入れ物は、一見してご遺骨が入っていると分からないため、家族が集まるリビングなどに置くのに適しています。
デザインも豊富でインテリアにマッチしたものを選べます。フォトフレームに小さな入れ物がついたタイプは、写真を飾ることで故人をいつも身近に感じることができると人気です。
ペンダント等のアクセサリー
お守りのように常に身に着けていたいという場合は、ペンダントやブレスレットなどのアクセサリーの中にいれたり、キーホルダーにしたりということもできます。
ご遺骨を粉骨にすることで、いろいろな方法で供養することができるようになります。ご自分がどのように供養したいかを考えて選びます。
ご遺骨を保管するのに適した入れ物
業者等に粉骨してもらった後、手元供養品が届くまで時間がかかるケースもあります。そういった場合は、桐箱や真空パックといった気密性の高い保管方法が適しています。
桐箱
桐は気密性が高く丈夫で耐火性もある優れた素材です。日本では古くから大切にしたいものを桐の箱にいれて守ってきました。長期保管に向いています。
真空パック
真空パックは空気を遮断するため、ご遺骨にカビが生える心配がなくなります。また、災害時に破損し飛散してしまう恐れもありません。
アルミパック
アルミパックは経年劣化しにくく、防湿効果があります。真空処理をすることで、さらに長期に渡り高い気密性と遮光性を維持できます。
粉骨後のご遺骨を守るために気を付けること
大切な方のご遺骨にもしものことがないように、保管の際にはカビに注意しましょう。
ご遺骨にカビが生えてしまうのを防ぐため、風通しの良い場所や湿気が少ない場所で保管するようにします。ご遺骨は乾燥した状態であるため、空気中の湿気を吸いやすくなっています。
すぐに変化するわけではありませんが、長い時間をかけてカビが生える場合があります。押し入れや湿気の多い場所、直射日光が当たる場所はできる限り避けて保管しましょう。昼夜の気温差による結露にも注意が必要です。
省スペースで見た目も安心
大切な方のご遺骨を手元に置きたいという場合、納骨用骨壺のままお部屋に置いても差し支えありません。
しかし、いかにもご遺骨が入っているという形状や、寂し気な見た目に抵抗のある方もいます。また、納骨用骨壺はサイズが大きく置く場所にも困ります。
粉骨すると、ご遺骨の容量が1/4~1/5になるので、仏壇のない家庭でも省スペースにさりげなく置いておけるという利点があります。
とこしえで行う真心こもった粉骨サービス
とこしえの粉骨サービスは、お客様の理想とするご供養を実現するためにどこよりも安心してお任せいただけるよう、ご遺族様のお気持ちに寄り添い、心のこもったサービスを目指しています。
丁寧な手作業と専用機材を用いての作業を組み合わせ、高品質な粉骨に仕上げた上で、ご要望に応じてさまざまな仕上げ処理を行っております。
故人様を手元供養や永代供養等のお墓以外で供養されたい方はぜひ粉骨を検討されてみてはいかがでしょうか。