近年、ライフスタイルの変化により、ご遺骨を自宅で供養する手元供養を選択する方が増えてきました。
「ご遺骨はお墓に納めなければ成仏できない」という声もありますが、これは俗説に過ぎません。
また、仏教でも納骨しないと成仏できないという考え方はなく、いつまでに納骨しなければならないという決まりもありません。
それでは、大切なご遺骨を自宅で保管するにはどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。今回は手元供養の置き場所についての提案や、注意点について解説します。
手元供養品の置き場所はどこがいい？
手元供養の置き場所に適した場所は、次のようなところです。
仏壇の近く
自宅に仏壇がある場合は手元供養品を仏壇のそばに置く方が多いです。最近は和室のない家も増えているため、大きな仏壇を置く部屋がない場合もあるでしょう。
そのようなときは、現代型の「ミニ仏壇」がおすすめです。少ないスペースに配置し、祈りの空間を作り出せます。
リビング
デザイン性に優れた手元供養品であれば、リビングに置くのもおすすめです。家族が集まる場所に故人様の存在を感じ、いつでも見守られながら過ごせます。
寝室
寝室に手元供養品を置くことで、一日の始まりと終わりに故人様を近くに感じられます。
十分なスペースが取れない場合の代替案
手元供養品を置く十分な場所がとれない場合は、次のような方法があります。
骨壺
陶器やガラス製などのミニ骨壺は、おしゃれなデザインと鮮やかな色彩で、お部屋に置いても違和感がありません。サイズも手のひらに収まるくらいで場所をとりません。
アクセサリー
ご遺骨を少量納めることができる遺骨ペンダントは、手元供養品の中でも人気があります。いつでも、どこにいても故人様の存在を感じられます。
遺骨加工品
ご遺骨そのものをダイヤモンドなどの宝石に加工する方法もあります。
プレートやオブジェに加工する方法もあり、見た目からはご遺骨を連想することがないため、飾っても違和感がありません。
自宅でご遺骨を保管するときの注意点
大切なご遺骨が入った手元供養品は、破損することがないように気を付けましょう。
とくにガラスや陶器の手元供養品はペットやお子様が触って倒れてしまったり、地震の時に落ちてしまったりしないように工夫が必要です。
また、高温・多湿になる場所に置くのは避け、風通しのよい場所に置きましょう。ご遺骨にカビが生えるのを防ぎます。
さらに、窓際や温度差が激しい場所、直射日光の当たる場所も避けることをおすすめします。
ご遺骨を自宅に保管することは、法的にも宗教的にも問題はありません。しかし、ご遺骨そのものに抵抗を感じる方も多くいます。
来客時に人目につかない場所に置く、ご遺骨が入っていると分からないデザインのものを選ぶなどの工夫が必要です。
とこしえの手元供養品
ご遺骨サポートとこしえでは、理想のご供養の形に合ったサービスをご提案します。
ご遺骨をパウダー状にする「粉骨」を行うことでさまざまなご供養が選べるため、手元供養をしたい場合もより衛生的に保管できます。
手元供養品の種類も豊富に取りそろえておりますので、故人様のイメージに合ったものをお選びいただけます。
手元供養についてご不明な点がございましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
