「永代供養」は、ご遺骨を寺院や霊園で永く供養してもらう供養方法で、ご遺族の負担を軽減し、故人を永く守り続けるための選択肢として注目されています。しかし、永代供養にはさまざまな種類や形態があり、具体的に何から始めれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、永代供養を相談する際の基本的な流れや注意点について詳しく紹介します。永代供養先を選ぶ際に注意したいポイントについてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
永代供養は誰に相談する?
永代供養を検討する際は、専門的なアドバイスを受けることが重要です。寺院や霊園、または永代供養に関するサービスを取り扱っている業者へ相談しましょう。それぞれ費用や供養の方法、立地など、さまざまな条件が異なるため、複数の場所に相談してから比較検討し、ご遺族の希望が叶うところを選ぶことが大切です。
永代供養を相談する流れ
永代供養を相談する際の基本的な流れについて見ていきましょう。
1.希望の条件について家族で話し合う
永代供養は家族にとって大きな決断です。故人の想いや、家族それぞれの価値観を尊重し、希望する供養の形式や場所、費用などを話し合いましょう。例えば、「自然豊かな場所で供養したい」「経済的な負担を少なくしたい」「宗派にこだわりたい」など、それぞれの希望を共有することで、より具体的なイメージが沸きます。
2.気になる霊園や施設に問い合わせ
インターネットやパンフレットなどで気になる霊園や施設を見つけたら、積極的に問い合わせてみましょう。それぞれの施設によって供養方法や費用、契約内容などが異なります。事前に不明なことや気になることを質問しておくと、見学時によりスムーズに相談を進めることができます。また、複数の施設に問い合わせることで、サービス内容や費用について比較したうえでの検討が可能です。
3.現地の見学と相談
実際に霊園や施設を訪れ、雰囲気や施設などを確認することは非常に大切です。気になる施設があったら見学の予約をしましょう。実際に永代供養を行う施設を見学することで、希望のイメージどおりかどうかの確認ができます。また、見学の際には、費用や契約内容について詳しく説明を受けるだけでなく、疑問点や不安な点は遠慮なく質問・相談することが大切です。
永代供養を選ぶときのチェックポイント
永代供養にはさまざまな選択肢があり、何を基準に選べば良いか迷われる方も多いでしょう。ここでは、永代供養選ぶ際に必ず確認しておきたいチェックポイントを具体的にご紹介します。
費用
永代供養は、初期費用として納骨費用や永代使用料、墓石の費用などがかかります。また、年間をとおしてかかる管理費や法要費用、個別のお墓参りをしたい場合の費用などが発生する場合もあります。支払い方法は、一括払いや分割払いなど、さまざまな方法が用意されているので、ご自身の状況に合わせて選ぶようにしましょう。
アクセス
お墓参りに行く際の交通の便は、永代供養を選ぶうえで重要な項目の一つです。駅からの距離・駐車場の有無・急な坂道がないか、など先々のことや親族の年齢も考えてアクセスしやすい立地を選ぶと良いでしょう。また、周辺環境が静かで落ち着いた場所か、自然が多い場所かなど、ご自身の希望に合う場所を選ぶことも大切です。
供養の形式
永代供養には、合葬式、個別式、樹木葬、海洋散骨など、さまざまな形式があります。合葬式はほかの方のご遺骨と一緒に供養する形式で、費用が比較的安価で、管理の負担も少ないのが特徴です。個別式は、自分たちだけの空間を確保したい方におすすめです。
そのほか、自然に還りたいとの願いから、樹木葬や海洋散骨を選択する方もいます。ご自身の想いや家族の意見を考慮して、最適な形式を選びましょう。
契約内容
永代と称されていても、納骨後の契約期間や合祀のタイミングなどは施設によって異なります。契約期間、管理内容、変更・解約の手続きや費用、施設が閉鎖されたりした場合の保証内容など、契約内容をしっかりと確認することが大切です。また、お墓の清掃や供養は誰がどのように行われるのかという点や、お墓参りの際のルールや改葬や移転が可能かどうかという点についても確認しておきましょう。
永代供養の相談はとこしえまで
永代供養は、ご遺族の負担を軽減し、故人を永くお守りするための大切な選択肢の一つです。しかし、さまざまな方法があり、ご自身に合った方法を選ぶのは容易ではありません。
とこしえでは、経験豊富なスタッフが、ご遺族の状況や想いに寄り添い、提携している寺院や霊園の中から、ご遺族のご要望に合う最適な永代供養のご提案をいたします。また、手元供養品もそろえておりますので、ご遺骨の一部をお手元に保管し、身近で供養することも可能です。