ご遺骨の粉骨は、散骨や手元供養を行う際に必要なプロセスです。必要だと分かっていても、粉骨することに精神的な負担を感じる方もいるでしょう。
ご遺骨の粉骨には、丁寧な対応と専門的な技術が求められます。依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
この記事では、ご遺骨を粉骨する目的や方法、信頼できる業者を選ぶポイントについて解説します。安心して任せられる業者をお探しでしたら、ぜひ参考にしてください。
粉骨する目的
粉骨は、ご遺骨を細かい粉状にすることです。粉骨は、散骨する際に必ず行わなければなりません。
厚生労働省の散骨に関するガイドラインでも、「その形状を視認できないよう粉状に砕くこと」と明記されています。粉末状にせず散骨した場合は、ガイドラインに抵触してしまうだけでなく、場合によっては死体遺棄罪に問われる可能性まであります。
また、手元供養の際に分骨しやすいという点も、粉骨が行われる理由の一つです。
ご遺骨を粉骨する方法
ご遺骨の粉骨は、自分で行う方法と業者に依頼する方法があります。ここでは、粉骨の方法についてそれぞれ解説します。
自分で粉骨する方法
まずはご遺骨以外の不要物を取り除き、平らに広げて乾燥させます。その後、袋に入れてトンカチで砕く、すり鉢で細かくすりつぶすといった方法で粉状にしていきます。粉骨キットを使ったり、機械をレンタルしたりして行うことも可能です。
ご遺骨は2㎜以下の粉末状になるまで細かくします。作業中は、粉末状になったご遺骨を吸い込んでしまわないよう衛生対策も必要です。
このように、粉骨は自分で行うことができますが、故人様の全身のご遺骨を全て粉末状になるまで砕く作業は、精神的にも肉体的にも負担が大きい作業といえます。
業者に依頼する方法
業者に依頼して粉骨してもらう場合、粉骨方法を機械か手作業か選べる場合があります。
機械を使うと、短時間で粉骨を終えられる分、かかる費用も抑えられることが多いです。一方、手作業での粉骨は、手間や時間がかかるため、費用は上がります。
ただし、機械に比べて、ご遺骨を丁寧に扱ってもらえるように感じられることから、費用がかかっても手作業を選ばれるご遺族の方が多いようです。
粉骨業者を選ぶポイント
大切なご遺骨の粉骨は、安心できる業者に依頼したいですよね。
ここでは、粉骨業者を選ぶ際のポイントについて解説します。
会社の代表者情報公開の有無
会社名や代表者氏名などの情報が公開されているか確認しましょう。
公開されていない場合は、特定商取引法に反している可能性があり、業務停止や業務禁止の罰則を科される恐れもあります。
料金が明確に記されているか
散骨する際の料金が明確になっているかもポイントです。
手作業で行うか、機械で粉骨するかで料金が異なるのはもちろん、粉骨以外の工程で別料金が発生する場合もあります。そのため、どのような工程に対してどのような料金がかかるのか、明確にしている業者がおすすめです。
粉骨の際に立ち合い可能か
粉骨への立ち合いを希望する場合は、立ち合いが可能か確認しましょう。
粉骨の場に立ち会いが可能な業者は、ご遺族の想いを大切にしてくれています。大切なご遺骨が丁寧に粉骨される様子を見守ることができるため安心です。
ご遺骨の粉骨は実績豊富なとこしえまで
手元供養や散骨の際に必要なご遺骨の粉骨は、とてもデリケートな作業のため、自分で行うには精神的負担が大きいものです。
とこしえでは、手作業と機械を組み合わせて丁寧に行う、高品質な粉骨サービスを承っております。ご遺族の心情に寄り添い、手作業のみの粉骨も可能です。
また、1柱ごとに粉骨前後で写真を撮影し、粉骨の様子を確認できる粉骨証明も発行いたします。
大切なご遺骨の粉骨は、実績豊富なとこしえにお任せください。