遠方に住む親戚に分骨したご遺骨を送りたい場合や、歩くのが困難な方がお寺に納骨を依頼したい場合に「ご遺骨は郵送できるのだろうか」と、疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
この記事ではご遺骨を郵送することは問題ないのかについて解説します。また注意点や費用についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
こ遺骨は郵送できる?
日本国内であればご遺骨を郵送できます。唯一利用できるのは日本郵便の「ゆうパック」で、ほかの配送会社では送ることができないので注意が必要です。
自宅やお墓が遠方にあったり、遺族が高齢で遺骨を運ぶのが困難な場合などに便利な方法です。
ゆうパックでご遺骨を郵送する際の料金
ゆうパックでご遺骨を送る場合の料金は荷物の大きさや重さ、距離によって異なります。
荷物の大きさは箱の縦・横・高さの合計で決まります。3辺の合計が60〜170cmまで対応しています。
日本郵便の公式ホームページでは、箱の大きさと送り先から送料を自動で計算できるサービスがあるため、あらかじめ目安の金額を調べることができます。
ご遺骨を郵送する際の注意点
ご遺骨を郵送する場合いくつか気をつけなければならないポイントがあります。ここではご遺骨を梱包する際の注意点を紹介します。
水分が含まれていないか確認する
長期間お墓に納骨していた骨壺は、内部に水が溜まっている場合があります。ご遺骨を発送する際に骨壺の中に水が溜まっていると、配送中に水が漏れてしまう可能性があるため、しっかりと乾燥させましょう。
なお火葬したばかりのご遺骨は乾燥させる必要はありませんので、そのまま発送できます。
骨壺の蓋がしっかり閉まっているか確認する
大切なご遺骨を守るために、骨壺の蓋がしっかり閉まっていることを確認します。万が一運送中に蓋が開いてしまうと、取り返しのつかない大変な事態になってしまいます。
ガムテープでしっかりと固定することが大切です。また手で押して蓋がしっかり閉まっていることを入念に確認しましょう。
緩衝材で包む
骨壺の蓋をしっかりと閉めたあとは、緩衝材で包みます。
段ボール箱に骨壺を入れ、隙間を埋めるように緩衝材を詰めます。配送中の衝撃で骨壺が割れないように、緩衝材を可能な限り入れましょう。
とこしえの粉骨サービス
ご遺骨を分骨して供養する場合や自宅で供養する場合は、パウダー状にする粉骨がおすすめです。
粉骨をするメリットは、ご遺骨の容量を小さくできることです。一般的な骨壺の約3分の1程度の大きさの骨壺に納められるため、骨壺や仏壇を置くスペースがないご家庭でも、場所をとらずに供養が可能です。
とこしえでは郵送・出張・持ち込みでの粉骨に対応しております。粉骨サービスをご検討の方は、お気軽にご相談ください。