納骨堂と永代供養には違いがあるのか、疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
実際のところ、この二つは比べることができません。ではなぜ比べられないのか、二つの違いとそれぞれのメリットや費用相場などをわかりやすくご紹介します。
納骨堂と永代供養の違いとは?
納骨堂と永代供養を比べることはできません。なぜならば、納骨堂は特定の場所のことであり、永代供養は供養方法の一つだからです。納骨堂と永代供養がどういったものなのか、以下で解説します。
納骨堂
個人や夫婦、一家など、さまざまな形態でご遺骨を安置できる収蔵スペースを納骨堂といいます。
多くの場合は屋内に設けられ、壁に作られた収蔵スペースやそのほかのさまざまな形状の収蔵場所に骨壺を安置します。
永代供養
遺族に代わり、寺院や霊園が故人のご遺骨の管理・供養をしてくれるサービスを永代供養といいます。
納骨堂で永代供養をしている寺院や霊園が多いため、納骨堂と比較対象にされることがあります。
永代供養のメリット
故人の供養やご遺骨の管理を寺院や霊園に任せられるのが永代供養の一番のメリットです。
後継者は必要なく、管理もしないで済むので、家族の負担になりません。生前に契約ができ、ほとんどの場合、宗旨宗派を問わずに利用できます。
納骨堂のメリット
お墓の管理が難しい場合に、納骨堂にご遺骨を納めることで、残される家族の負担を軽減できることがメリットです。
また、高齢になったり、お墓が遠方にあったりと、やむなく墓じまいをしなければいけなくなった場合などに、交通の便の良い納骨堂に改葬する人も増えています。
納骨堂と永代供養の費用相場
納骨堂と永代供養のそれぞれにどれくらいの費用がかかるのか、その相場をご紹介します。
納骨堂の費用相場
納骨堂には大きく分けて四つの種類があります。タイプの違いによって費用相場は異なります。
ロッカー型
ロッカーのような形をした収蔵スペースは、納骨堂のなかでは比較的安価ですが、利用年数や骨壷を安置するスペースの広さなどで価格は異なります。費用相場は20万円〜です。
仏壇型
仏壇のような外装に観音開きの扉が上下に作られています。上段が仏壇、下段が骨壷の納骨スペースとなっていることが多いです。費用相場は50~150万円です。
自動搬送型
納骨堂内に設けられた機械を操作することで、骨壺が自動搬送されてくる納骨堂です。費用相場は80~150万円です。
位牌型
多くの場合、棚に位牌がたくさん並んでいる状態の棚型の納骨堂です。費用相場は10~20万円です。
永代供養の費用相場
永代供養は大きく分類すると、二つのタイプがあります。
合祀型
合祀型の永代供養は、故人のご遺骨とほかの方のご遺骨を一か所にまとめて供養します。費用相場は5~30万円です。
個人墓型
一般的なお墓のように、個人で区切られた区画で供養します。契約期間が過ぎると合祀されます。費用相場は50~150万円です。
とこしえの永代供養墓・納骨堂
故人を供養する方法はたくさんあり、人によってその選択は異なります。さまざまな理由からお墓を持たない人の多くが、永代供養堂や納骨堂を選んでいます。
とこしえでは、しっかりと故人の供養ができる永代供養堂および納骨堂を完備しています。供養のことで気になることがありましたら、お気軽にとこしえまでご相談ください。