手元供養とは、ご遺骨を自宅で保管して供養する方法です。近年、手元供養が注目されているのは単に「お墓が遠い」「後継者がいない」という理由だけではありません。
「大切な故人様の存在をいつも身近に感じていたい」という想いから手元供養を選ぶ方も増えてきています。
手元供養では、ご遺骨の一部を小さな骨壺やアクセサリーに納めて保管することが多いため、残ったご遺骨は散骨や合同墓に収骨するなど別の供養方法を検討する必要があります。
今回は、手元供養における「粉骨」の必要性やメリット、注意点などについて詳しく解説します。
手元供養に粉骨は必要?
結論から言えば、粉骨は必須ではありません。大切な故人様のご遺骨を砕くことに心理的に抵抗を感じることもあるでしょう。一度粉骨したご遺骨は元には戻りませんので、心の整理がつくまでそのまま保管しても問題はありません。
ただし、ご遺骨を長期間自宅で保管する場合には、湿気によるカビの発生が心配されます。こうした問題は粉骨することである程度防げるため、衛生面を重視する方には有効な方法です。
▼粉骨が推奨されるケース
- 散骨や樹木葬を予定している
- ご遺骨をアクセサリーなどに納めたい
- 保管スペースを小さく抑えたい
- 持ち運びや移動が必要
また、手元供養では、管理する人がいなくなった場合のご遺骨の最終的な行き先も考えておく必要があります。
関連記事:ご遺骨を粉骨する目的と供養方法について
粉骨をする3つのメリット
粉骨には、ご遺骨の容積が小さくなり省スペースで保管できるメリットがあります。
また、湿気によるカビの心配も減り、長期間の保管でも安心です。さらに供養方法の選択肢が広がる点も魅力です。
1.省スペースで保管できる
粉骨を行うと、ご遺骨の容積はおよそ1/3程度にまで小さくなります。これにより、コンパクトでおしゃれな容器に収めることが可能。骨壺を置く仏壇や専用スペースがない住宅でも場所を取らずに保管できます。
インテリアになじむデザインの容器も多く、違和感なく日常生活に取り入れられます。
2.湿気やカビのリスクが軽減
粉骨後のご遺骨は、密閉性の高い真空パックなどに納めることが可能です。これにより湿気やカビのリスクが大幅に減り、長期間にわたって清潔かつ安全に保管できます。
定期的な管理が難しい方にも安心の保管方法と言えるでしょう。
3.供養方法の選択肢が広がる
粉骨することで、ご遺骨は軽量かつ扱いやすくなり、以下のような多様な供養方法が選べるようになります。
- 手元供養(ミニ骨壺・ペンダントなど)
- 散骨や樹木葬
- 合同墓や納骨堂への一部収骨
柔軟な供養方法に対応できるのは、現代のライフスタイルに合った大きなメリットです。
ご遺骨を粉骨する方法
粉骨は自分で行うことも可能ですが、ご遺骨を砕くという行為は精神的な負担も大きく、作業に慣れていないと時間もかかるため、専門の業者に依頼するのが一般的です。
▼粉骨の一般的な手順
- 乾燥:ご遺骨に含まれる湿気を十分に飛ばします
- 異物除去:歯の詰め物などを手作業で除去
- 粉砕:専用の機械や乳鉢・乳棒を使って粉骨
ご遺骨を粉骨する手順として、ご遺骨を乾燥させ異物を取り除く作業を行った後、専用の粉砕機もしくは手作業で粉骨します。
機械による粉骨は粒子が均一で細かく仕上がり、費用も抑えられます。一方、手作業は丁寧ですが、時間と費用がややかかります。
業者によって手法が異なるため、希望に合った方法を選ぶと良いでしょう。
粉骨を依頼する際の注意点
大切なご遺骨を安心して託すためには、信頼できる業者を選ぶことが何より重要です。以下のポイントに注意して業者を見極めましょう。
- 会社情報が明記されているか
- 所在地が実店舗かどうか
- 持ち込み・立ち合いに対応しているか
- 粉骨機材の洗浄・衛生管理が行き届いているか
]立ち合い対応のある業者は、実店舗を構え、清潔な環境で丁寧に作業を行っているところが多いため、安心材料のひとつになります。
とこしえの粉骨サービス
ご遺骨サポートとこしえでは、ご遺骨をより身近に感じていただけるよう、心を込めて粉骨のサポートを行っています。粉骨は手元供養をする場合にも多くのメリットがあります。
ご家族の思いに寄り添い、丁寧な作業をいたしますので安心してお任せください。もちろん立ち合いも可能ですので、ご希望の方は遠慮なくお申し付けください。
手元供養品への納骨や、収まりきらないご遺骨の供養方法についても柔軟に対応しております。
粉骨や手元供養に関するご質問やご不明点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。