最近では、四十九日法要を終えた後もご遺骨をお墓に納骨せず、自宅で保管する手元供養を選択する方が増えています。自宅でご遺骨を保管すると、故人様をいつも身近に感じられるというメリットがあります。
しかし、同時に考えなければならないのは、ご遺骨の保管場所です。
そこで今回は、風水の考え方を参考に、ご遺骨はどのような場所での保管が適しているのかを解説していきます。また、手元供養に欠かせない手元供養品についても紹介します。
ご遺骨を自宅に保管する?
これまでの日本ではご遺骨を先祖代々のお墓に納骨し、法事や定期的な墓参りをすることで故人を供養するのが一般的でした。
そのため、現在も「遺骨を自宅に保管するのは良くないことだ」と考える方もいます。
また、風水的にもご遺骨は埋葬するものという考えがあります。なにか縁起の悪い事が起こった場合に「自宅に遺骨があるからだ」と捉える方もいるかもしれません。
風水のもう一つの考え方
しかし、風水には「その事象が何を連想させるか」という個人のイメージを重視する、もう一つの考え方があります。
つまり、ご遺骨を自宅に保管することで、故人様を身近に感じられて気持ちが落ち着くといったポジティブなイメージを持っているのであれば、自宅に保管することは、決して悪いことではありません。
風水を参考にしたおすすめの方角
自宅でご遺骨を保管する場合、具体的にどこで保管すればいいか悩む方も多いです。
そのようなときは風水を参考にしてみてください。風水では、仏壇やご遺骨を保管するのに最適とされる方角があります。
吉方位の東南方向が最適
風水では東南が吉方位と呼ばれていることから、ご遺骨を保管する方角として最適です。
太陽が昇る東南は「新しい気が舞い込む」という理由で吉とされています。また、できるだけ家族が集まる賑やかな場所に保管することもよいといわれています。
風水で鬼門とされる方角
吉方位とは真逆の鬼門と呼ばれる、ご遺骨を保管するのに適さない方角もあります。
凶方角の北東方向はNG
鬼門とは、「鬼が出入りする門(方角)」のことです。そもそも、鬼門とは風水というよりも日本独自の陰陽道の考え方に基づいたものですが、現代でも鬼門を避ける風習は根強くあります。
具体的には丑寅の方角である北東方向のことで、そのような場所にご遺骨を保管するのは控えるのが無難です。
そして、人があまり集まらない場所や寝る時に足が向く方向にも、ご遺骨の設置はおすすめできません。
自宅に保管せずに持ち運べる供養方法も
ご遺骨を自宅で保管する手元供養よりも、さらに故人様を身近に感じられるのが、ご遺骨を持ち運べるアイテムに加工する供養方法です。
シンプルなデザインが人気のご遺骨アクセサリー
ご遺骨を粉末状になるまで砕いたものをカプセルに収め、ペンダントとして身につけたり、ご遺骨そのものをダイヤモンドに加工したり、指輪やブレスレットの一部とするのがご遺骨アクセサリーの特徴です。
アクセサリーにすることで、常に身につけていられる安心感があります。デザインもシンプルなものが多く、年齢や性別を問わず身につけられます。
とこしえの手元供養品
故人様やご遺族様に寄り添い、ご遺骨のサポート全般を行っている「とこしえ」では、手元供養品も数多く提供しています。
素材からこだわったミニ骨壷や、住環境を損なわずにどこでも設置できるご遺骨収納付きのフォトフレーム、さらにはペット用の手元供養品まで、取りそろえています。
ご自宅でご遺骨の保管をお考えなら、とこしえの手元供養品をぜひご検討ください。