「ペットの遺骨を粉骨した後のカビが心配」という方もいるでしょう。粉骨後のご遺骨は、保管環境によってはカビが発生する可能性があります。大事なペットのご遺骨だからこそ、カビが発生するのは避けたいですよね。
大切なペットのご遺骨の供養を安心して行うためには、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
今回は、ペットのご遺骨を粉骨後、カビの発生を防ぐ方法についてご紹介します。
【結論】ペットのご遺骨は粉骨したほうがカビを防ぎやすい

ペットのご遺骨をそのまま骨壺に納めて保管すると、骨の隙間に湿気がこもりやすく、時間の経過とともにカビが生じる恐れがあります。
特に日本は高温多湿の環境が多いため、気づかないうちに骨壺の内部でカビが広がってしまうケースも少なくありません。

一方で、粉骨を行いご遺骨が細かい粉末状になることで空気の通りが良くなり、内部に湿気がたまりにくくなります。結果として、カビが発生するリスクを大幅に抑えることができ、長期間にわたって清浄な状態を保ちやすくなるのです。
また、粉骨によって骨壺のサイズを小さくできるため、保管場所の選択肢も広がるという利点もあります。
大切なペットを安心して供養し続けるためには、湿気による劣化を防ぐ工夫が欠かせません。その意味で、粉骨は衛生的にも環境的にも適した方法だといえるでしょう。
ペットのご遺骨の粉骨後にカビが発生する原因

ペットのご遺骨の粉骨後にカビが発生する原因は、主に湿気による影響です。密閉不足による外気の影響や、保管環境の不適切さもカビが発生する原因になります。
主な原因は以下の3つです。
1.湿気による影響
粉骨したご遺骨は細かい粉末状で乾燥状態にあり、空気中の湿気を吸収しやすい性質があります。
特に梅雨や夏場のような湿度が高い季節は、保管場所の環境によって内部の湿度が上がりやすく、カビ発生の要因になりかねません。除湿対策を怠ると、粉骨後であってもカビを完全に防ぐことが難しくなります。
2.密閉不足による外気の影響
骨壺や納骨袋がしっかりと密閉されていないと、外気に含まれる湿気や雑菌が入り込みやすくなります。
その結果、内部の清浄な環境が保てず、カビが繁殖しやすくなります。特に布製のカバーのみで保管している場合は注意が必要です。
3.保管環境の不適切さ
粉骨後でも、高温多湿な環境や直射日光が当たる場所で保管してしまうと、温度変化や湿度の上昇によってカビが発生しやすくなります。
押し入れや納戸など風通しが悪い場所も同様にリスクが高まります。
関連記事:【粉骨時も注意】ご遺骨のカビには注意が必要!保存・保管のポイントも併せて解説
粉骨後にカビを防ぐ方法

粉骨後にカビを防ぐためには、適切な保管が欠かせません。乾燥剤を一緒に入れたり、風通しの良い場所で保管したりすることが大切です。
ここでは、粉骨後のご遺骨にカビを発生させないための対策を詳しく解説します。
乾燥剤を一緒に入れる
粉骨後のご遺骨を骨壺や専用の袋に納める際、乾燥剤を一緒に入れておくことで湿気の吸収を抑えられます。
シリカゲルのような市販の乾燥剤を活用すれば簡単に対策でき、長期間清浄な状態を保つのに役立ちます。効果を維持するためには、定期的に乾燥剤を交換しましょう。
風通しの良い場所で保管する
保管場所として、湿気がこもりにくく風通しの良い環境を選ぶことが重要です。
押し入れや納戸などの湿気がたまりやすい場所は避け、リビングのような日常的に空気が入れ替わる場所で保管しましょう。
定期的に状態を確認する
定期的に骨壺や袋の中の状態を確認することも大切です。
乾燥剤の効果が薄れていないか、袋が湿っていないかなどをチェックすることで、早い段階で異変に気づくことができます。こまめな点検が、清浄な状態を長く保つ秘訣です。
ペットのご遺骨は粉骨してカビを防ごう

ペットのご遺骨は、粉骨することでカビの発生を防ぎやすくなります。
ただし粉骨後であっても湿気の影響でカビが生じる場合があるため、しっかり密閉し、適切な環境で保管することが大切です。

とこしえでは、大切なご遺骨をお預かりするからこそ、「安心して任せられる粉骨サービス」であることを第一に考えています。
粉骨を行う前には必ず合掌とお焼香を捧げ、ご供養の気持ちを込めて丁寧に作業を進めます。

また、粉骨の各工程ではペットのお名前を記したネームタグとともに写真を撮影し、その様子をまとめた「粉骨証明書」を発行いたします。一連の流れをご確認いただけますので、安心してご依頼ください。ご希望に応じて、粉骨時の立会いも可能です。
安心して粉骨を任せられる場をお探しの方は、ぜひとこしえにご相談ください大切なペットのご遺骨を、心を込めて丁寧にご対応いたします。





