「供養と法要の違いが分からない」「供養っていつするべき?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
供養や法要について理解することで、より意義深い供養が行えるはずです。今回は、供養と法要の違いのほか、供養の目的やタイミング、種類などを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
供養と法要の違い
供養と法要は、同じ意味で使われがちですが、実は違いがあります。
供養は、亡くなった方に対して感謝や尊敬などの気持ちを表し、花や食べ物といったお供え物をささげる行為全般を指します。
一方、法要は供養の一種です。故人の霊を慰め供養する儀式そのものを指します。例えば、特定のタイミングで僧侶を招いて読経を行うのは法要に当たります。
供養の目的
供養の目的は、故人の冥福を祈り感謝の気持ちを伝えることです。仏壇やお墓にお花や食べ物をお供えし、お線香をあげて仏様や菩薩様に尊敬の気持ちを表します。
また、残された遺族の心を慰めたり、故人の教えを胸に刻み家族の絆を深めたりすることも供養の目的の一つです。
供養のタイミング
供養をするタイミングは主に3つに分けられます。
- 日々の供養
- 忌日法要
- 年忌法要
日々の供養は特別なタイミングではなく日常的に行うもので、手を合わせて感謝を心に持つことで供養します。
忌日法要は、初七日や四十九日など、亡くなってから四十九日までの間に行われる供養です。ほとんどの場合、四十九日法要で納骨します。
一周忌や三周忌、七回忌などは年忌法要と呼ばれ、親族や故人にゆかりのある方を招き、読経や焼香を行い供養します。
また、お盆やお彼岸も供養を行うタイミングです。
供養の種類
供養は、大きく以下の3つの種類に分けられます。
- 利供養
- 敬供養
- 行供養
それぞれの特徴について、以下で解説します。
1.利供養(りくよう)
利供養とは、故人にお供えをすることです。
基本的なお供えは「五供(ごく・ごくう)」といわれており、以下の5種類があります。
五供 | お供え物 |
香(こう) | 線香 |
花(はな) | 花 |
灯明(とうみょう) | ロウソク |
浄水(じょうすい) | 水やお茶 |
飲食(おんじき) | お菓子やフルーツ、お酒など 故人が生前好んでいた食べ物 |
飲食は、故人の好物や、故人を思いすような思い出の品などをお供えすると良いとされています。
2.敬供養(きょうくよう)
敬供養は、故人や仏教を敬う供養で、主な供養方法は以下のとおりです。
- 仏壇に手を合わせる
- お墓参りをする
- 仏教の書物を読む
- 法要を行う
故人の冥福を祈る行為自体が敬供養になるため、日々の供養や法要もこの敬供養に当たります。家庭によっては敬供養の方法が決まっている場合もあるようです。
3.行供養(ぎょうくよう)
行供養とは、仏教の教えに基づいて修行を行うことです。
修行と聞くと、人里離れた山奥で厳しい修行に耐えるイメージがあるかもしれません。しかし、ここでいう行供養とは、普段の生活のなかで善行を行うことです。
小さなことでも善行を重ねることで、仏教をより深く理解できると考えられています。
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