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粉骨後の袋はどう選ぶ?用途別の種類や保管のポイントを解説

粉骨
2025.12.10

    ご遺骨を粉末状にする「粉骨」は、海洋散骨や手元供養、樹木葬など多様な供養に対応するための欠かせない工程です。粉骨されたご遺骨は、専用の袋に納められます。

    しかし、「どんな袋を選べばいいのだろう?」「種類によって何が違うの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

    そこで今回は、粉骨後のご遺骨を納める袋の役割や、用途に合わせた具体的な種類、後悔しないための袋選びのポイントを解説します。

    【とこしえの粉骨サービス】

    粉骨後に袋を使用するのはどんなとき?

    僧侶が供養している樹木葬のイメージ

    粉骨後のご遺骨を袋に納める主な目的は、以下の3つです。

    1. 骨壺の代わりとして長期保管する場合

    粉骨するとご遺骨の体積は大幅に減るため、骨壺に比べて場所を取りません。袋に納めて自宅で手元供養として故人様を身近に置くことが可能です。

    袋のほとんどは、通気性のあるコットンやリネンなどの天然素材で作られ、湿気やカビからご遺骨を守ります。特に納骨堂やカロート(納骨室)が狭い場合にも便利です。

    2. 分骨して複数の場所で供養する場合

    分骨した遺骨のイメージ

    家族や親族でご遺骨を分けて供養したい場合や、一部を散骨して残りを手元供養したい場合に分骨を行います。

    粉骨したご遺骨は小分けしやすく、分骨用の納骨袋を使うと清潔に持ち運びや管理ができます。

    3. 散骨や自然葬のための準備として使用する場合

    海に献花する手

    海洋散骨や樹木葬などの自然葬では、ご遺骨を土や海に還りやすくするために粉骨が必須です。

    その際、水溶性や麻など自然分解しやすい素材の袋にご遺骨を入れ、埋葬や散骨の場所まで運びます。袋ごと埋葬・散骨できるタイプもあります。

    粉骨後に使われる袋の種類

    納骨袋のイメージ

    袋は素材や機能によって特徴が異なります。通気性や防湿性、見た目、環境配慮などを考慮し、供養方法や保管環境に合った袋を選ぶことが大切です。

    ここでは、代表的な4種類のメリットと注意点を解説します。

    不織布タイプ

    不織布のイメージ

    不織布タイプは通気性に優れ、湿気がこもりにくい素材です。軽くて扱いやすいため、手元供養やコンパクトな保管に適しています。

    ▼メリット

    • 通気性が良く、湿気やカビの発生を抑えやすい
    • 軽量で扱いやすく、長期保管にも向く
    • コストが低く、手軽に入手できる

     

    ▼注意点

    • 防水性がないため、水濡れや高湿度環境には不向き
    • 長期保管する場合は、乾燥剤で湿度対策が必要

    ナイロン・ポリエチレンタイプ

    ナイロンやポリエチレン製の袋は密閉性が高く、防湿・防虫・防水に優れます。湿度の高い場所や海外輸送など、環境が変化する場合に最適です。

    ▼メリット

    • 高い密閉性で、湿気・虫・汚れを防ぐ
    • 強度があり、長期保管や輸送にも安心
    • 外部環境の影響を受けにくく、安定した保管が可能

     

    ▼注意点

    • 通気性がないため、内部の湿気がこもる場合がある
    • 長期密閉保管時は、定期的に開封して換気するのがおすすめ

    和紙・布製タイプ

    和紙や布(絹・麻など)は、天然素材ならではの柔らかい風合いと高級感が魅力です。見た目を重視した手元供養や分骨の際に人気があります。

    ▼メリット

    • 上品で高級感があり、供養の場にふさわしい
    • 通気性があり、湿気をほどよく逃がす
    • 天然素材の優しい手触りで温かみを感じられる

     

    ▼注意点

    • 湿気や汚れに弱く、ケースや桐箱などで保護が必要
    • 素材によっては経年劣化しやすく、取り扱いに注意が必要

    水溶性袋

    水溶性袋のイメージ

    水溶性袋は、PVA(ポリビニルアルコール)など水に溶けて自然分解する素材です。海洋散骨や樹木葬など、環境に配慮した自然葬に最適です。

    ▼メリット

    • 水や土に触れると自然に分解し、環境に優しい
    • 散骨や樹木葬の際、そのまま使用でき手間が少ない
    • 環境配慮型の供養方法として安心感がある

     

    ▼注意点

    • 湿気や水分に非常に弱く、使用直前まで乾燥した場所で保管が必要
    • 強度が低いため、取り扱い時に破れないよう注意が必要

    粉骨用の袋を選ぶときのポイント

    選び方

    用途が決まっても、実際に袋を選ぶ際にはいくつかの重要なポイントがあります。

    以下を参考に、ご遺骨の状態や供養方法に合った袋を選びましょう。

    1.サイズや容量を確認する

    袋が小さすぎるとご遺骨が入りきらず、大きすぎると袋の中で粉骨が偏ります。粉骨後のおおよその量を確認し、適切なサイズを選ぶことが大切です。

    粉骨を専門業者に依頼する場合は、袋のサイズや容量について相談すると安心です。

    2.密閉性・防湿性をチェックする

    ご遺骨は湿気に弱く、カビや変質の原因になります。長期保管や湿度の高い場所では、ナイロンやポリエチレンなど密閉性の高い二重構造の袋がおすすめです。

    不織布製を使う場合は、さらに密閉容器に入れるといった防湿対策を行いましょう。

    3.デザインや色で選ぶ

    手元供養で自宅保管する場合、袋のデザインや色味が部屋の雰囲気や故人様の印象に合うかも重要なポイントです。和紙や布製の袋は色や柄が豊富なため、供養にふさわしいものを選ぶことができます。

    関連記事:粉骨後のご遺骨の保管に真空パックを利用する理由

    ご遺骨の状態や供養の形に合った袋を選ぼう

    粉骨後の袋は、供養の形や保管環境、ご遺族の想いによって最適なものが異なります。

    粉骨後のご遺骨の取り扱いや、その後の供養方法について迷った場合は、専門業者に依頼すると安心です。

    とこしえでは、ご遺骨の状態に合った粉骨や袋の選定、供養に向けたアドバイスなど、きめ細やかなサポートを提供しています。プロに相談して心穏やかにお別れの準備を進めましょう。

    【とこしえの粉骨サービス】

    監修者 | 島田 快
    終活カウンセラー・散骨ディレクターを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでもご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。ご供養に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。
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