永代供養は通常のお墓と同じように、いつでもその場所を訪問できます。
ただ、一口に永代供養といってもその形式は非常に多様です。そのため、普通のお墓参りとは違う点もあり、お参りの仕方に不安を持っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、永代供養の形式の種類やお参りの際のマナー、注意点などを詳しく解説します。
永代供養でのお墓参りはできる?
永代供養が選ばれる理由の一つとして、お墓の手入れや供養の一切を霊園や寺院に任せられるところです。
では「一度任せてしまったらお墓参りはもうできないのか」というと、そのようなことはありません。
法事のような特別な供養をする際には事前に申請が必要ですが、お墓参りはいつでもできます。そのため、一般的なお墓と違いはありません。
永代供養でのお墓参り方法
永代供養のお墓参りでは、形式の違いによって方法が異なります。どのような方法があるのか、供養の形式ごとに解説します。
個別形式
個別安置型とも呼ばれるこのような形式は、故人のご遺骨を個別に分けられたスペースに安置するものです。
墓石や個人の名前が入ったプレートなど、さまざまなタイプがあります。個人のスペースがあるので、通常のお墓参りをするような感覚で訪問できます。
集合形式
集合安置型とも呼ばれる集合式の永代供養は、ほかの故人のご遺骨の入った骨壷を一ヶ所に集めて安置する形式です。
合葬や合祀とは違い、骨壷のままで納められるため、ほかの方のご遺骨と混ざってしまう心配がありません。
多くの場合、共有のスペースに大きな香炉や共花台などが置かれており、お線香をあげたりお花を供えたりできます。
納骨堂
故人の骨壷を、屋内に設けられた納骨堂に安置するのが納骨堂形式です。寺院や霊園によってその規模はさまざまで、位牌式やロッカー式など安置する方法も多くの種類があります。
集合式の永代供養と同じく、共同スペースにてお線香をあげたり、お花を供えたりします。
施設によって開館時間やお供え物に関しての決まりが違うため、事前に確認してから行くのが安心です。
樹木葬
樹木葬は、墓石の代わりに樹木や花を植える方法です。霊園型・里山型にかかわらず故人のお墓がわかるようになっているので、通常の墓参りのように参拝できます。
樹木を植えている場所のため、火気厳禁の場合があります。お線香をあげたいとお考えの際は、事前に確認を取るのがおすすめです。
永代供養でお墓参りをする際のマナー
永代供養でお墓参りをするときの服装に関しては、特に決まったものはありません。
派手すぎたり、肌が多く見えたりする服装などでなければ、普段着でも問題ありません。砕けた服装よりは落ち着いた色のきちんとした格好が推奨されています。
永代供養墓でのお墓参りの注意点
永代供養では、形式の違いにかかわらずお供え物を供えることが一般的です。
しかし、集合式の場合には共用のスペースがあまり大きくないことが多く、お供え物を持たずにお参りをせざるを得ないときがあります。
どうしてもお供え物を供えたい場合には、場所を取りにくいお花がおすすめです。
また、靴を脱ぐ屋内にお参りする際に、素足でのお参りは好まれません。携帯用のスリッパや、すぐに履ける靴下などを持参する必要があります。
とこしえの永代供養墓・納骨堂
永代供養をしてもらっている場合には、絶対にお墓参りに行かなければならないということはありません。それでも、故人をしのぶためにお参りをする人もたくさんいます。
とこしえでは、故人のご遺骨を粉末状にする粉骨から永代供養まで、真心を込めたサービスを行っています。
永代供養で気になることがあれば、お気軽にとこしえまでご相談ください。