大切な家族の一員であるペットが亡くなってしまったとき、自然に還してあげたいという気持ちから散骨を考える人もいるかと思います。
まだあまり耳慣れないペットの散骨ですが、行うならどのような場所でできるのでしょうか。ここではペットの散骨を行う場所と、その際の注意点などについて解説します。
ペットの散骨を行っていい場所はどこ?
現在、ペットの散骨を禁止する条例や法律はなく、必要ならば許可を取り節度を持って行うのが基本です。
だからといってどこへでも散骨してよいというわけではなく、散骨に適切な場所を選ぶ必要があります。
たとえば自宅の庭に散骨するのであれば許可はいりませんが、他の場所で散骨を行いたいときには許可を取るのが賢明です。
ペットの散骨はどこにするのがいいの?
ペットの散骨は、どこにするのがいいのでしょうか。ご遺骨がすでに粉骨されている状態であることを前提に、散骨がよく行われる場所をいくつかご紹介します。
自宅の庭
ペットにとっても飼い主にとっても、一番なじみのある自宅の庭での散骨を選ぶ人は多いです。自宅の庭に散骨をすることで、常にペットの存在を近くで感じることができます。
また、散骨を行った後に花や樹木などを植えることで、供養のためのシンボルとすることも可能です。
海
海で行う散骨は海洋散骨と言い、粉骨した故人のご遺骨を散骨するときにも人気のある供養方法です。
自然回帰の象徴とも言える海への散骨は、飼い主としてもペットの安らかな永眠を願いやすい場所でしょう。
山
一般的に私有地であることの多い山ですが、所有者に許可を取れば散骨を行うことに問題はありません。
散歩によく行った場所や登山でよく行く山など、思い入れのある場所で供養ができると、その場所が特別なものになります。
私有地
住宅地にある自宅の庭以外にも所有している私有地があれば、近隣トラブルなどを心配することなく供養を行えます。
空
空葬散骨と呼ばれる、空で散骨を行う供養方法もあります。
チャーター機で空から散骨したり、バルーンの中に遺骨を入れて打ち上げたりする方法などもありますが、現在の普及率は低く散骨費用も高額になります。
ペットの散骨を行う際の注意点
散骨はどこでも好きなところにしていいというわけではなく、マナーを守って行わなければいけません。ここでは、節度のある散骨をするために注意すべきことをいくつかご紹介します。
必ず粉骨を行う
火葬後のご遺骨をそのまま撒いてしまうと、自然に還るのに時間がかかってしまうのに加え、不法投棄と思われることもあるかもしれません。
骨の形が残った状態で人目についてしまうと、トラブルに発展することも十分考えられるため、ご遺骨はパウダー状に粉骨をすることをおすすめします。
散骨可能な場所か確認を取る
自宅の庭や所有する私有地以外で散骨を希望する場合には、散骨をしたい場所の所有者に許可を取る必要があります。
また、法律で散骨を禁止されている区域もあるため、事前に確認が必要です。
環境に配慮する
散骨をする際に、包装紙で包まれたままの花を置いたり、ペットの好きだったおやつなどを添えたりするのは控えましょう。
最終的に自然に還るようなものであればお供えも可能ですが、そうでないプラスチックやビニールなどはゴミになってしまうため、お供えには向いていません。
いつも近くにいるためにとこしえの手元供養品
年数にかかわらず、ともに暮らしてきたペットは大切な家族の一員です。
最近では、今までのようにペット霊園のお墓に埋葬をせず、もっと近くで暮らしたいと手元供養をする人が増えています。
とこしえでは、手元供養に必要な品を数多く取りそろえております。手元供養で気になることがありましたら、お気軽にとこしえへご相談ください。