自然に還る新しい供養の形として最近では散骨を行う人が増えてきましたが、よく調べずに行ってしまうとトラブルに巻き込まれたり、後々後悔してしまったりすることもあります。
そのように状況に陥らないためには、事前に散骨に関する情報を仕入れて、実際に行うか判断します。今回は、滞りなく、そして後悔なく散骨を行うために、事前に知っておきたいことについてご紹介します。散骨をしようか悩んでいる方は参考にしてみてください。
散骨が後悔につながるケース
散骨をした後に後悔してしまう原因にはどのようなものがあるのか、代表的なものをご紹介します。
1.ご遺族や親戚などとトラブルに
1つ目は親族間によるトラブルが挙げられます。たとえ本人が希望だとしても親類がそれに同意してくれない場合があります。
本人の希望だからとそういった声を聞き入れずに散骨を行ってしまうと、親戚内でトラブルに発展してしまうことも多々あるようです。
2.散骨業者とのトラブル
2つ目は散骨を行う際に起こる事業者とのトラブルです。
高齢化が進む現代において、散骨を請け負う代行業者は多く存在します。事業者によって散骨するエリアやサービス等も変わってきますので、そういったところでトラブルが発生するケースも考えられます。
▼トラブル例
- 海洋散骨を行うエリア・場所を選べなかった
- どこに散骨されたかわからない
- 追加料金を取られたなど
散骨を行う際は、後悔しないために事業者選びを慎重に行う必要がありそうです。
散骨後に後悔しないためのポイント
散骨後、後悔することがないように押さえておきたいポイントをご紹介します。
1.ご遺族・親戚と事前に相談しておく
散骨を希望している場合は事前に親族間で話し合い、しっかりとした説明をしておくことが大切です。
特に年配の方には、散骨についてあまり知らない方もいらっしゃいます。散骨する際の注意点や故人の意向などの説明したうえ、双方の納得いく供養方法を選択します。
2.散骨場所を選べる専門事業者を選ぶ
海洋散骨の場合、基本的に海に所有者はいませんので、条例等で禁止されていなければ散骨できます。しかし、事業者によっては散骨できるエリアが限られています。
故人様が「東京湾が好きだった」「横浜の海に撒いてほしい」などの意向があれば、そういったエリアで散骨できるか確認したうえで選びます。
また、里山散骨と呼ばれる森林で行う散骨は、その土地の所有者がいる可能性がありますので事前に事業者へ確認しておきましょう。
3.ご遺骨を少量手元に残しておく
散骨する場合、すべての遺骨を撒いてしまっても問題ありません。
しかし、一度撒いてしまうと、元には戻らないため、一部自宅等に保管することがおすすめです。自宅では、小さな骨壺を使用して手元供養等を行うことで、日常生活上で故人を供養できます。
散骨後のご遺骨を納める豊富な種類の手元供養品
最近では、豊富な種類の手元供養品があります。
小さな陶器やガラスでできたミニ骨壷や遺骨を中に埋め込んだぬいぐるみ、フォトスタンド、オブジェなど、さまざまな形でご遺骨を手元へ置いておくことができます。
また、アクセサリー類も人気があり、ご遺骨から宝石を作ることも可能です。
散骨を後悔なく行うために
ご遺骨の供養方法が多様化してきている昨今、比較的新しい散骨はまだ情報が少なく、事前に十分下調べをしておかなければ失敗やトラブル、また後悔の原因になってしまう恐れがあります。
とこしえでは、散骨するために必要な粉骨から顧客様のご希望に沿った供養方法を滞りなく行えるよう全面的サポートのもと心を込めてサービスをさせていただいております。
散骨をご検討の方や、散骨について気になることがある方は、ぜひお気軽にとこしえまでご相談ください。