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粉骨後のご遺骨の保管に真空パックを利用する理由

粉骨
2025.09.03

    粉骨とは、ご遺骨をパウダー状に粉砕することです。粉骨を行うことによって、ご遺骨の容量が減り扱いやすくなるため、散骨・手元供養・納骨堂など多様な供養方法を選べるようになります。

    粉骨後、長期にわたって自宅で保管する場合や、散骨を予定しているものの日程が未定でしばらく自宅で保管をするというときには、湿気やカビ対策が欠かせません。その際に効果的な方法が「真空パック」での保管です。

    ここでは、粉骨後のご遺骨を真空パックで保管する理由やメリットについて詳しく解説します。

    【粉骨サービス】

    粉骨後のご遺骨を保管するために知っておくべきこと

    骨壺とお供物

    粉骨後のご遺骨を正しく保管するためには、いくつか注意点があります。ここでは、特に重要な2つのポイントをご紹介します。

    1.湿気を避ける

    粉骨後のご遺骨は湿度に弱く、特にカビの発生を防ぐためには風通しの良い場所に保管する必要があります。

    押し入れや洗面所、浴室周辺など湿気がこもりやすい場所は避け、直射日光の当たる場所も温度差による結露が起こるため不適切です。

    2.骨壺の特性と課題を知る

    骨壺は一見すると密閉されているように見えますが、ふたと本体の間にわずかに隙間が存在します。この隙間から空気が入ることで湿気が内部にたまる原因となります。

    骨壺の中に乾燥剤を入れたり、本体とふたの間をテープで巻いたりする方法もありますが、乾燥剤は定期的に交換が必要です。交換のたびにふたを開けることで再び空気に触れ触れ、湿気の影響を受けやすくなります。

    保管場所や方法にいくら気を付けていても、気候の変動や環境の変化に影響を受ける可能性があります。空気をできるだけ遮断し安定した状態で保管するには、真空パックが最適です。

    真空パックを利用するメリット

    粉骨後のご遺骨を長期間清潔に保管するには、空気や湿気によるカビの発生を防ぐことが重要です。真空パックには、その点で大きなメリットがあります。ここでは、具体的な効果を詳しく見ていきましょう。

    カビの原因を根本から防ぐ

    火葬後のご遺骨は乾燥していますが、空気中の酸素を吸いやすい状態にあります。そのため、そのまま放置すると酸素や湿気の影響でカビが発生する可能性があります。

    真空パックにすることで、ご遺骨と空気を遮断できるため、カビの発生を根本から防ぐことが可能です。

    湿気や酸素の侵入を長期間防げる

    従来の乾燥剤やテープによる対策では、定期的な交換やふたの開閉によって空気に触れるため、湿気の影響を受けやすくなります。

    真空パックは密封状態を長期間維持できるため、湿気や酸素の侵入を防ぎ、安定した保管環境を保てます。

    殺菌処理との併用で安心感が高まる

    機械のドアを閉めるイメージ

    酸素状態でも増殖する菌が存在するため、専門の業者では真空封入前に殺菌処理を行います。

    その後、真空パックにすることで菌の活動を抑制し、カビの発生を防止することが可能です。結果として、ご遺骨を衛生的かつ安心して長期間保管できる環境が整います。

    【粉骨サービス】

    粉骨前のご遺骨を真空パックにすることはできる?

    ご遺骨を真空パックにするのは粉骨後が一般的ですが、「粉骨前のご遺骨でも可能なのか」と疑問を持つ方もいるでしょう。

    粉骨前のご遺骨を真空パックにすることは不可能ではありませんが、骨は内部にも多数の細かい隙間があるため空気を抜くのは困難です。

    また、圧縮することでご遺骨が崩れたり、とがった部分が真空パックの袋を傷つけ穴が開いたりするリスクがあります。そのため、粉骨してから真空パックにするのがおすすめです。

    ご遺骨にカビが生えてしまった際の対処法

    拡大したカビのイメージ

    「すでにご遺骨にカビが生えてしまった」という場合でも、適切な対処を行えば被害を最小限に抑えられます。ここでは、3つの方法をご紹介します。

    1.湿気を取り除く

    ご遺骨にカビが発生した場合、最初に行うべきは「これ以上増殖させないための環境改善」です。カビは湿気を栄養源として広がるため、乾燥させることが不可欠になります。

    骨壺に乾燥剤を入れて湿度を下げる方法や、ご遺骨を新聞紙の上に広げて紫外線を直接当てる方法が有効です。紫外線には殺菌作用があり、表面に繁殖した菌の活動を抑制できます。これにより一時的にカビの増殖を食い止めることが可能になります。

    2.家庭でできる応急処置

    風になびくカーテン

    表面に付着したカビを軽く払ったり、乾燥剤や日光で環境を改善したりすることで、目に見える部分の繁殖を抑えることはできます。

    しかし、ご遺骨は多孔質で内部にまで菌糸が入り込むことがあるため、完全に取り除くことは難しいのが現実です。

    家庭での処置では「再びカビが発生するリスク」を完全に排除できません。応急処置はあくまで一時的な対策であることを理解しておく必要があります。

    3.専門業者への依頼

    根本的な解決を図るためには、専門の洗浄・殺菌サポートを提供している業者に依頼することが最も確実です。

    業者では専用の薬剤や機材を使用して、ご遺骨を丁寧に洗浄し、内部に潜んでいる菌を徹底的に処理します。その後、真空パックによる密封や防湿加工を施すことで、再発防止まで見据えた管理が可能になります。

    生えてしまったカビを完全に取り除くことは難しく、自宅でできることはほとんどありません。ご遺族が安心して長期的に保管できる環境を整えるには、専門の洗浄サポートを実施している業者に任せましょう。

    関連記事:粉骨したご遺骨を保管する方法と注意点

    とこしえの粉骨サービス

    粉骨した遺骨のイメージ

    ご遺骨サポートとこしえでは、ご遺骨をご希望に合わせてケアすることで、ご家族が故人様を思いながら、心のこもった供養を続けられるようお手伝いしています。

    粉骨の機械

    理想のご供養を実現するため、ご遺骨をパウダー状にする粉骨処理を承ります。専門の機材を用いて粉骨した後は、ご要望に応じて仕上げ処理を行うことも可能です。

    また、真空パックに納めることで、衛生的に安心して長く保管することができます。

    骨壺と骨箱

    ご自宅で長期保管する場合はもちろん、気持ちが落ち着くまで一時的に自宅に置いておきたいときでも、空気との接触を防ぐ真空パックなら安心です。

    ご遺骨の扱いについてご不安な点やご相談がありましたら、どうぞお気軽にとこしえまでご相談ください。

    【粉骨サービス】

    監修者 | 島田 快
    終活カウンセラー・散骨ディレクターを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでもご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。ご供養に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。
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