「遠方に住んでいてお墓の管理が大変」「お墓の後継者がいない」などの理由で、墓じまいを考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし墓じまいをすることでバチが当たり、体調を崩したり不幸に見舞われることを心配する方もいるでしょう。
今回はなぜ「墓じまいをすると不幸になる」といわれているのか、その原因やトラブルなく進めるための注意点を解説します。
墓じまいすると不幸になる?
墓じまいを考える際に「不幸になるのでは?」「祟られるのでは?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。しかし、墓じまいと不幸や祟りには、科学的根拠も統計的根拠もありません。
墓じまいはあくまでもご先祖様への供養方法の一つであり、お墓を粗末にする行為ではありません。
近年では「お墓を維持する負担を減らしたい」「継承者がいない」などの理由から墓じまいを検討する方も増えています。
墓じまいの基本的な流れ
一般的な墓じまいのステップは以下のとおりです。
- 親族と話し合う
- 霊園やお寺に相談する
- 新しい埋葬場所を決める
- 墓地の管理者に連絡する
- 改葬許可証をもらう
- 閉眼供養をする
- ご遺骨を取り出す
- 墓石を撤去する
墓じまいをしたあとはご遺骨を新しい場所に納めたり、別の供養方法を選んだりします。
ご遺骨を粉末状にして海や山などに撒く散骨や、自宅にご遺骨を安置する手元供養、寺院や霊園が管理する永代供養墓を利用する方法などがあります。
墓じまいを円滑に進めるポイント
墓じまいをすると不幸になるというのは迷信です。しかし墓じまいにはさまざまな準備や手続きがあり、精神的に負担がかかることがあります。
ここでは墓じまいで不幸にならないように円滑に進めるポイントを紹介します。
スケジュールに余裕を持つ
墓じまいをする際には、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。具体的には、最低でも2〜3ヶ月前から計画を進めると安心です。予期せぬトラブルが発生した場合にも、柔軟に対応することができます。
家族や親族と話し合いをする
墓じまいは家族全員で話し合い、合意のうえで進めることが大切です。もしも墓じまいに反対する方がいる場合は、故人様への思いやお墓に対する考えなどを共有し、納得できる方法を見つけましょう。
墓じまいはやらなければいけないことが多いため、家族と協力をしながら行うことで負担を軽減できます。
墓じまい後の供養方法
墓じまいのあとはご遺骨をどこに移し、どのように供養や管理をするのか決めなければなりません。
ご遺骨サポートとこしえでは手元供養や散骨、永代供養などのさまざまな供養方法に対応しています。またトラブルなくスムーズに供養を行うためのアドバイスも行っています。
供養に関して不安なことや疑問をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。