納骨堂で起こりやすいトラブルには、大きく分けて管理者側と親族間で2つあります。
納骨堂の供養は新しいスタイルの供養方法であるため、誤解が生じることがあります。少しでも疑問に思ったら納得できるまで質問することが重要です。
また、親族のなかには、これまでのお墓参りのイメージと違い、屋内の狭い場所でのお参りに戸惑いを感じ、「簡素すぎる」「お墓参りをしている気にならない」と言う人もいます。
そのため、納骨堂のメリットをよく説明し、理解を得る必要があります。ここでは、納骨堂で起こりやすいトラブルについて、その回避法や対処法とともに解説していきます。
納骨堂で起こりやすいトラブル
冒頭にも挙げたように、納骨堂で起きやすいトラブルは、主に2つあります。ここでは2つの観点で紹介します。
1.管理者側とのトラブル
納骨堂では決められた契約期間が過ぎると、遺骨は合祀スペースに移動されます。
合祀されるとほかの遺骨と一緒になってしまうため、後からお墓を建てたい場合に取り出すことは不可能です。
契約期間についての説明や、合祀についての説明が十分でないとトラブルになる可能性があります。
納骨堂では運営上または構造上、お参りするにあたってさまざまな決まりがあります。
線香やお花、お供え物を供えることができなかったり、遺骨を前にしてお参りできなかったり、施設によって規則が違います。
事前にお参りの仕方を理解していないと、自分の思ったようなお参りができないと不満を感じてしまいます。
費用については「思った以上にかかった」というケースが多いです。資料に記載されたセット価格に何が含まれて、何が含まれていないのか費用の内訳を確認する必要があります。
また、年間管理費や建物の修繕費など今後必要な費用についても説明を受け、把握することが重要です。
2.親族間のトラブル
納骨堂での供養はまだよく知られていない部分も多いため、違和感を覚える親族もいます。
従来の「お墓を建てるまでの一時預かり所」というイメージを持っている親族には、「恒久的に供養する場所」であることをよく説明する必要があります。
事前に理解を得ておかないと、その認識の違いからトラブルになることがあります。
トラブルを回避するためにチェックしたいポイント
管理者側とのトラブルを回避するためには、サービス内容が記載された資料をよく読み、わからない点については質問することや、即決せずに家族に相談することが大切です。
特にトラブルになりやすい契約期間についてはしっかりと把握しておきましょう。
三十三回忌や五十回忌と決められている場合も、契約が成立したときからなのか、納骨をした日からなのかによって実際の使用期間が大きく変わってきます。
契約後に「想像と違った」と不満に思うことのないよう、実際に施設に見学に行き、自分の思うとおりのお参りができるかチェックしましょう。
とこしえの永代供養墓、納骨堂
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